1:
ふたまん+2022.08.18
https://futaman.futabanet.jp/articles/-/122369
複数のヒットを多く飛ばす漫画家は少なくないものの、たいていの漫画家にはそれぞれ「得意ジャンル」があるものだ。女の子をかわいらしく描くことでヒットを連発するラブコメ作家や、歴史物を専門とする作家などは少なくない。
しかし中には「本当に同じ作者?」と疑ってしまうような、全く世界観の異なる作品を生み出す神業を持つ作家がいる。中には絵のタッチまで変わってしまう人もいるのだから、ふと作者名を見て驚いた経験がある人もいるのではないだろうか。
まずは、1983年から漫画家として活動を続ける浦沢直樹氏。代表作をあげようとしてもキリがないほど名作を生み出し続けるヒットメイカーだ。
浦沢氏の作品は、マイナーだった女子柔道の世界を描き、当時活躍していた谷亮子選手の「ヤワラちゃん」という愛称の元ネタにもなった『YAWARA!』やテニス漫画『Happy!』といったスポーツ漫画、 勝鹿北星氏・長崎尚志氏との共作で考古学やミステリーや1980年代当時の社会情勢を盛り込んだヒューマンドラマ『MASTERキートン』、サスペンススリラー漫画『MONSTER』、数度にわたって実写映画化もされたSF漫画『20世紀少年』、手塚治虫の『鉄腕アトム』をリメイクした『PLUTO』など、どれもジャンルが異なるものばかり。それでいてどの作品も先の読めない展開で、各作品に登場するあらゆるジャンルの知識量には驚かされるばかり。
浦沢氏は現在『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて『連続漫画小説 あさドラ!』を連載中。これは戦後から現代にかけてたくましく生きた女性の一代記で、またしても新たな作風でファンを魅了している。
違ったジャンルの作品を描き読者を驚かせた漫画家といえば、『鋼の錬金術師』で、錬金術の存在する世界で生きる兄弟がさまざまな人と関わりながら旅を続ける壮大なダークファンタジーを描いてヒットを生んだ荒川弘氏もそうだろう。
荒川氏の次作は、自身の出身である北海道の農業高校での経験が多く反映されている『銀の匙 Silver Spoon』だ。『ハガレン』が架空の19世紀ヨーロッパを舞台にしているのに対し、『銀の匙』は実際に農業高校で起こり得る、どこまでもリアルを追求した作品。
一見全く異なる2作だが、そのどちらにも共通するのは「命の重さ」を感じる作品であるという点だろうか。また骨太な作風が人気の荒川氏だが、作者本人が女性と知って驚くファンも多い。
■掲載誌に合わせて絵柄をポップに変更し大ヒットするケースも
またジャンルだけでなく、絵柄を大きく変えて違ったファン層を獲得した作家もいる。初長編『ゴリラーマン』で、外見がゴリラに似ている無口な主人公の周りで起こる騒動を淡々と描いたハロルド作石氏。続いて、大ヒットした『BECK』では、音楽の世界にハマった少年の成長とバンド活動を描いている。ジャンルの違いもさることながら、主人公のビジュアル変化の大きさではピカイチかもしれない。
作画という観点においては、和久井健氏の手腕のスゴさを語らないわけにはいかない。和久井氏は現在『週刊少年マガジン』(講談社)にて『東京卍リベンジャーズ』を連載している。
同作は従来男性向けであるヤンキー漫画というジャンルでありながら、タイムリープというSF的要素を取り入れ、また繊細な筆致で描かれた登場人物たちがイケメンぞろいであることから女子からも多大な評価を集めている人気作品だ。これまでにアニメ化、舞台化、実写映画化と多様なメディアミックスもされている。
そんな和久井氏の前作は、『週刊ヤングマガジン』で連載されていた『新宿スワン?歌舞伎町スカウトサバイバル?』。スカウトマンを主人公に据え、新宿・歌舞伎町の裏社会を描いている作品だ。こちらはどの登場人物もコワモテで、まさに青年誌らしい作画及び内容となっている。
『新宿スワン』の写実的なタッチと、『東リベ』のポップでオシャレなタッチを見て、同じ作者だとは気づかない読者も多いのではないだろうか。この「絵の改造」のすごさはまるで信じられないが、少年誌読者に一番ウケる作画と内容を突き詰めていった結果が見事に成功したと言えるだろう。
このほかにも『行け!稲中卓球部』と『ヒミズ』の古谷実氏、『東京大学物語』『まじかる☆タルるートくん』の江川達也氏、『いいひと。』『最終兵器彼女』の高橋しん氏、『柔道部物語』『What's Michael?』の小林まこと氏、『ジャングルの王者ターちゃん』『狂四郎2030』の徳弘正也など、全く異なるジャンルでの作品がどちらも高い評価を集めた漫画家は多い。
※以下リンク先で
https://futaman.futabanet.jp/articles/-/122369
複数のヒットを多く飛ばす漫画家は少なくないものの、たいていの漫画家にはそれぞれ「得意ジャンル」があるものだ。女の子をかわいらしく描くことでヒットを連発するラブコメ作家や、歴史物を専門とする作家などは少なくない。
しかし中には「本当に同じ作者?」と疑ってしまうような、全く世界観の異なる作品を生み出す神業を持つ作家がいる。中には絵のタッチまで変わってしまう人もいるのだから、ふと作者名を見て驚いた経験がある人もいるのではないだろうか。
まずは、1983年から漫画家として活動を続ける浦沢直樹氏。代表作をあげようとしてもキリがないほど名作を生み出し続けるヒットメイカーだ。
浦沢氏の作品は、マイナーだった女子柔道の世界を描き、当時活躍していた谷亮子選手の「ヤワラちゃん」という愛称の元ネタにもなった『YAWARA!』やテニス漫画『Happy!』といったスポーツ漫画、 勝鹿北星氏・長崎尚志氏との共作で考古学やミステリーや1980年代当時の社会情勢を盛り込んだヒューマンドラマ『MASTERキートン』、サスペンススリラー漫画『MONSTER』、数度にわたって実写映画化もされたSF漫画『20世紀少年』、手塚治虫の『鉄腕アトム』をリメイクした『PLUTO』など、どれもジャンルが異なるものばかり。それでいてどの作品も先の読めない展開で、各作品に登場するあらゆるジャンルの知識量には驚かされるばかり。
浦沢氏は現在『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて『連続漫画小説 あさドラ!』を連載中。これは戦後から現代にかけてたくましく生きた女性の一代記で、またしても新たな作風でファンを魅了している。
違ったジャンルの作品を描き読者を驚かせた漫画家といえば、『鋼の錬金術師』で、錬金術の存在する世界で生きる兄弟がさまざまな人と関わりながら旅を続ける壮大なダークファンタジーを描いてヒットを生んだ荒川弘氏もそうだろう。
荒川氏の次作は、自身の出身である北海道の農業高校での経験が多く反映されている『銀の匙 Silver Spoon』だ。『ハガレン』が架空の19世紀ヨーロッパを舞台にしているのに対し、『銀の匙』は実際に農業高校で起こり得る、どこまでもリアルを追求した作品。
一見全く異なる2作だが、そのどちらにも共通するのは「命の重さ」を感じる作品であるという点だろうか。また骨太な作風が人気の荒川氏だが、作者本人が女性と知って驚くファンも多い。
■掲載誌に合わせて絵柄をポップに変更し大ヒットするケースも
またジャンルだけでなく、絵柄を大きく変えて違ったファン層を獲得した作家もいる。初長編『ゴリラーマン』で、外見がゴリラに似ている無口な主人公の周りで起こる騒動を淡々と描いたハロルド作石氏。続いて、大ヒットした『BECK』では、音楽の世界にハマった少年の成長とバンド活動を描いている。ジャンルの違いもさることながら、主人公のビジュアル変化の大きさではピカイチかもしれない。
作画という観点においては、和久井健氏の手腕のスゴさを語らないわけにはいかない。和久井氏は現在『週刊少年マガジン』(講談社)にて『東京卍リベンジャーズ』を連載している。
同作は従来男性向けであるヤンキー漫画というジャンルでありながら、タイムリープというSF的要素を取り入れ、また繊細な筆致で描かれた登場人物たちがイケメンぞろいであることから女子からも多大な評価を集めている人気作品だ。これまでにアニメ化、舞台化、実写映画化と多様なメディアミックスもされている。
そんな和久井氏の前作は、『週刊ヤングマガジン』で連載されていた『新宿スワン?歌舞伎町スカウトサバイバル?』。スカウトマンを主人公に据え、新宿・歌舞伎町の裏社会を描いている作品だ。こちらはどの登場人物もコワモテで、まさに青年誌らしい作画及び内容となっている。
『新宿スワン』の写実的なタッチと、『東リベ』のポップでオシャレなタッチを見て、同じ作者だとは気づかない読者も多いのではないだろうか。この「絵の改造」のすごさはまるで信じられないが、少年誌読者に一番ウケる作画と内容を突き詰めていった結果が見事に成功したと言えるだろう。
このほかにも『行け!稲中卓球部』と『ヒミズ』の古谷実氏、『東京大学物語』『まじかる☆タルるートくん』の江川達也氏、『いいひと。』『最終兵器彼女』の高橋しん氏、『柔道部物語』『What's Michael?』の小林まこと氏、『ジャングルの王者ターちゃん』『狂四郎2030』の徳弘正也など、全く異なるジャンルでの作品がどちらも高い評価を集めた漫画家は多い。
※以下リンク先で
2:
富樫
3:
手塚、石ノ森、赤塚、なんで挙げない
5:
>>3
藤子不二雄も
この世代はモンスター級だよな
藤子不二雄も
この世代はモンスター級だよな
15:
>>3
その作者の現役時代にリアルタイムでマンガ読んでたような世代はネットなんて見てないだろ
その作者の現役時代にリアルタイムでマンガ読んでたような世代はネットなんて見てないだろ
4:
江川達也は劣化っぷりが凄まじいな
6:
BECKは明らかにハロルドやろ。毒島だってあるし
7:
監獄学園の作者
11:
>>7
アゴなしゲンさんとかの人だっけ
アゴなしゲンさんとかの人だっけ
8:
ブラム学園読んだ時は作者の正気を疑ったぞ
9:
古谷実
稲中はやっぱりガチ
稲中はやっぱりガチ
10:
安っい記事
12:
新宿スワンと東京リベンジャーズって同じ人なんだ
絵のタッチこんなに変えれるとかすごいな
あだち充とかの全部同じ顔なのの対極にいそう
絵のタッチこんなに変えれるとかすごいな
あだち充とかの全部同じ顔なのの対極にいそう
13:
CLAMPとかどうよ?聖伝やレイアースとCCさくらが同じ作者って凄くね?
14:
ターちゃんがジャンプテンプレのバトルマンガ化した時に、ジャンプはもうダメだと確信した
16:
>>14
だが、そっからの方が人気大爆発や!
だが、そっからの方が人気大爆発や!
17:
これ系ならまず小畑健が筆頭だろ
18:
まさかランプ・ランプとブルードラゴンが同じ作者とは思わねえよな
コメントする