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Hayakawa Books & Magazines(β)
2019/06/11 11:27

「ハヤカワ文庫の百合SFフェア」開催を記念して、完売御礼のSFマガジン2019年2月号百合特集からコラム企画を抜粋公開いたします。今回公開するのは、昨年劇場アニメ版が大ヒットした『 若おかみは小学生!』などで知られる児童書作家・令丈ヒロ子さんによるエッセイです。



「劇場版 若おかみは小学生! アートブック」 (一迅社)
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「パンプキン! 模擬原爆の夏 」
令丈 ヒロ子/講談社青い鳥文庫
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-----以下本文-----

 13歳のとき、女子SF作家になるのが夢でした。そしたら昭和52年(1977年)に、奇想天外SF新人賞が出来ました。これだと思いました。

 この新人賞を中学生、もしくは高校生で受賞するんだ。表紙に吾妻ひでおさんに美少女の絵を描いてもらって、単行本デビュー。そしたら、SFマガジンからも連載の依頼がくるにちがいない。そして最年少SF作家クラブの会員になる。

 完璧だな、私の人生計画。あとはかわいくって読みやすくてめっちゃおもしろくて、でも厳しいSFファンのお兄さんたちも感心するような作品を書くだけだな……などと思っていたら、第1回の新人賞の発表があり、受賞者は当時17歳の新井素子さんでした。

 受賞作「あたしの中の……」を読んでガーンときました。もやもやとイメージしていたもの、いや想像をはるかに超える当時の私の「理想の女子SF作品」が、とても洗練された姿で完成していました。

 掲載されたその作品はキラキラ輝いて見えましたし、同時に圧倒されました。

「これはアカン。この道はもう無理や」とうちひしがれ、それからすっぱり女子SF作家の夢はあきらめました。

 で、いろいろあって児童小説の作家になり、今年でデビュー28年となりました。

 まさか自分が、遠い日の夢と憧れ、SFマガジンに寄稿する日が来るとは。それもSNS上で、勢いで発した「百合と異界は児童小説の伝統」という言葉がきっかけで依頼が来るとは、運命のいたずらとしか思えません。

 百合と児童小説について、語ってほしいというお話ですが、そんなことで本当にいいんでしょうか。SFマガジン読者の方に響くんでしょうか。不安しかないんですが……まあ、始めますね。

 私は、そもそも「百合」という感覚をあまり特別なものと思っていなかったので、ジャンルとしても意識していませんでした(ここで言う百合は、女の子同士の、それぞれの成長につながる深いかかわりという意味です)。百合は「人間関係の基本」であり「女性が成長するのに必要不可欠な要素」という認識でした。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://www.hayakawabooks.com/n/nd09a6db9df97

2:
うあああああああああああああああああああああああ

3:
児童小説って難しいだろうなーとは思う
自分の幼い頃考えるとあんなクソガキに本一冊読ますって無理ゲーとしか思えん

4:
黒魔女さんシリーズは結局ちょこがイケメン同級生たちに惚れられてちょっとデレるところがいいのに

5:
完売どころか三刷まで増刷したとか、どんだけ百合好き多いのか

掲載作品の中では、吸血姫と最後の人間の娘の話が良かったな

6:
昔のマガジンの三和銀行のちょこっとSF話広告が好きだった
今は三菱東京UFJのロゴだけだった
まだ残っていることに驚くべきか
変わったことに侘しさを感じるべきか

7:
性的対象同士が乳繰り合うのはリビドーに合致するからさ

8:
若おかみが劇場版で百合改変されただけじゃん

9:
百合は美少女限定

10:
われわれオタの百合は、
「恋にときめく彼/彼女たちが見たい! けど異性のニオイが着くのははちょっと……」で百合要素やBL改変。

児童期の百合は別物。
こちらも代償だから同類? いやいやいや。

11:
いやこいつが書くような百合はアニ豚の需要には合ってないぞw